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Movable Type 5.1 ManualMovable Type 5.1 マニュアル

対話式インストールウィザードの実行

最終更新日: 2009.12.02

ブラウザを開いて Movable Type を設置したサイトパスにアクセスします (この例では http://www.example.com/cgi-bin/mt/)。URL は実際に利用するサーバー、ドメイン名と、作成したフォルダ名によって変わります。

  1. サインイン画面
  2. 使用言語、およびスタティックウェブパスの設定
  3. システムチェック
  4. データベースの設定
  5. メール設定
  6. 構成ファイル作成
  7. 初期ユーザーアカウントの作成
  8. 最初のウェブサイトを作成
  9. インストール

サインイン画面

ブラウザから http://www.example.com/cgi-bin/mt/ にアクセスすると、[サインイン] 画面が表示されます。[サインイン] ボタンをクリックするとウィザードが始まります。

使用言語、およびスタティックウェブパスの設定

[Movable Typeへようこそ] 画面が表示されたら、以下の項目を設定します。

使用言語

使用する言語をプルダウンから選択します。日本語を使用する場合は、日本語 を選択します。

スタティックウェブパス

スタティックディレクトリ (mt-static ディレクトリ) にウェブブラウザからアクセスした際のパスを、次のように設定します。

http://www.example.com/mt-static/mt/
スタティックファイルパス

mt-static の場所を mt.cgi のある場所から移動した場合などに指定する為に利用します。場所の指定は http:// から始まる URL ではなく、/home/example/www/mt-static といったパスでの指定になります。

/home/example/www/mt-static

上記の項目入力後、[開始] ボタンをクリックすると、システムチェックが開始されます。

システムチェック

システムチェックでは、必要な Perl モジュールとオプション Perl モジュールが Movable Type をインストールするサーバーにインストールされているかの確認を行います。

より詳細なシステムチェックは『サーバーのシステム情報の確認』を参照してください。

"必要なPerlモジュールは揃っています。" というメッセージが表示されれば、チェックは完了です。[次へ] ボタンをクリックして、データベースの設定へ進みます。

データベースの設定

[データベース設定] 画面が表示されたら、以下の項目を設定します。

データベースサーバ

MySQL が Movable Type を動作させるウェブ・サーバーと同一のホストにない場合は、MySQL サーバーのホスト名を設定する必要があります。データベース・サーバーが mysql.example.com というホスト名の場合は、以下のようにします。

mysql.example.com
データベース名

Movable Type 用のデータベースの名前を設定します。データベース名が mt の場合は、以下のようにします。

mt
ユーザー名

接続するユーザーのアカウントを設定します。mtuser というアカウントで接続する場合は、以下のようにします。

mtuser
パスワード

"ユーザー名" で指定したユーザーのパスワードを設定します。パスワードが mtpasswd の場合は、以下のようにします。

mtpasswd
データベースポート
(オプション)

別ホストの MySQL が標準 (3306) とは違うポートで動作している場合に設定します。

6789
データベースソケット
(オプション)

MySQL が Movable Type を動作させるウェブ・サーバーと同一のホストにあるものの、MySQL と Perl で使用する UNIX ソケットが違う場合に設定します。

/path/to/mysql.sock

上記の内容で設定を行った場合、構成ファイルには以下のような内容で設定が行われます。

#======== DATABASE SETTINGS ==========

ObjectDriver DBI::mysql
Database mt
DBUser mtuser
DBPassword mtpasswd
DBHost mysql.example.com
DBPort 6789
DBSocket /path/to/mysql.sock

上記項目を設定したら、[接続テスト] ボタンをクリックして、設定情報で正しくデータベースに接続できるかを確認します。

"データベースの設定を完了しました。" というメッセージが表示されれば、チェックは完了です。[次へ] ボタンをクリックして、メール設定へ進みます。

メール設定

Movable Type にはコメント/トラックバックの受信通知、エントリーを投稿した後の通知、パスワードの再設定など、さまざまな場面で指定されたメールアドレスにメールを送信する機能があります。この機能を利用するためには、メール送信の設定を正しく行う必要があります。

[メール設定] 画面が表示されたら、以下の項目を設定します。

メール送信プログラム

"SMTP サーバー" か、"Sendmail" のどちらかを選択します。

SMTP サーバー を選択した場合

送信メールサーバー" (SMTP)

SMTP サーバーのホスト名を指定します。SMTP サーバーが smtp.example.com の場合は以下のように設定します。

smtp.example.com
テスト送信するメールアドレス" (オプション)

設定を確認用テストメールの送信先を設定します。メールアドレスが mail@example.com の場合は以下のようなります。

mail@example.com

Sendmail を選択した場合

sendmail のパス

ウェブサーバーの sendmail の場所が下記以外の場合は、ここで設定します。

  • /usr/lib/sendmail
  • /usr/sbin/sendmail
  • /usr/ucblib/sendmail
/usr/local/bin/sendmail
テスト送信するメールアドレス (オプション)

設定を確認用テストメールの送信先を設定します。メールアドレスが mail@example.com の場合は以下のようなります。

mail@example.com

設定情報で実際にテストメールを送信してみる必要であれば、[テストメールを送信] ボタンをクリックします。
テストメールを送信する必要がなければ、[次へ] ボタンをクリックして、[構成ファイル] 画面へ進みます。

構成ファイル

新規インストールの事前準備』で決定したアプリケーションディレクトリに、構成ファイル (mt-config.cgi) が自動的に生成されます。もし、アプリケーションディレクトリに書き込み権限が無い場合は、以下のようなエラーが出ます。

Movable Type Publishing Platformの構成ファイルを保存できませんでした。

自動生成を行いたい場合は、アプリケーションディレクトリに書き込み権限を設定して、[再試行] ボタンをクリックします。自動生成を行わず、直接構成ファイル (mt-config.cgi) を作成する場合は、"ウィザードで作成された mt-config.cgi を表示する" リンクをクリックし、表示された mt-config.cgi の内容の下にある "mt-config.cgi を手動で作成する" にチェックをつけ、[次へ] ボタンをクリックします。

システム管理者のアカウント作成

[アカウントの作成] 画面が表示されたら、以下の項目を設定して、Movable Type システム管理者のアカウントを作成します。

ユーザー名

サインイン用のユーザー名を指定します。インストール後に Movable Type にサインインするときに必要になるので、忘れないようにしてください。

表示名

投稿を公開するときに、ブログに表示される名前です。

電子メール

メールアドレスを入力します。

使用言語

利用する言語を選択します。

パスワード

インストール後にMovable Typeにログインするときに必要になるので、忘れないようにしてください。

パスワード確認

パスワードをもう一度入力します。

情報を入力した後、[次へ] ボタンをクリックして、最初のウェブサイトを作成へ進みます。

最初のウェブサイトを作成

[最初のウェブサイトを作成] 画面が表示されたら、以下の項目を設定します。

Movable Type 5 では、複数のブログやウェブページを包括的に管理できるウェブサイト管理機能が導入されました。ここで作成されるのは「最初のブログ」ではなく、その親となる「最初のウェブサイト」であることに注意してください。

ウェブサイト名

ウェブサイトのタイトルを入力します。

ウェブサイトURL

ウェブサイトを公開するサイトのURLを入力します。index.html などのファイル名は含めないでください。たとえば http://www.example.com/ のように入力します。なお、ウェブサイトの作成はウェブサーバーとドメイン名の設定が済んでいることを前提にしています。

公開パス

ウェブサーバーのファイルシステム上にあるメインページ index.html へのパスを入力します。スラッシュ (/) で始まる絶対パスを使うことが望ましいですが、Movable Type をインストールしたディレクトリからの相対パスにしてもかまいません。たとえば、 /home/example/www/ のように入力してください。

ウェブサイトURL は、公開パスと同じディレクトリを指している必要があります。また、初めてウェブサイトを公開する前に、サイトパスのディレクトリを作成する必要があるかもしれません。ディレクトリの作成については、サーバー管理者に確認してください。

テーマ

ウェブサイトのテーマを選択します。

タイムゾーン

プルダウンメニューからウェブサイトの時間帯 (タイムゾーン) を選択します。この情報は、管理画面内での表示と、公開の時刻に使われます。

情報を入力した後、[インストール] ボタンをクリックすると、インストールが始まります。

インストール

"インストールを完了しました!" というメッセージが表示されたら、終了です。
[Movable Type にサインイン] ボタンをクリックすると、初期ユーザーアカウントでサインインします。