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Movable Type 6 ManualMovable Type 6 マニュアル

クイックスタートガイド

最終更新日: 2017.10.06

クイックスタートガイドでは、Movable Type 6のインストール準備から最初の記事を投稿するまでをステップバイステップで説明します。

本ガイドの想定対象者は以下のとおりです。

  • 他のブログ・CMSはインストールしたことがあるが、Movable Typeをインストールしたことがない方。初めてMovable Typeを触る方
  • サーバーへのファイル転送 (FTP、FTPS、SSHなど) ならびにファイルのパーミッション(実行権限)についての知識をお持ちの方
1.事前準備
Movable Typeをインストールする前に確認しておいたほうが良いこと、考慮したほうが良いことなどについて
2.インストール
実際にMovable Typeのプログラムをサーバーに配置して、インストールする手順
3.最初の記事を投稿する
インストール完了後、Movable Typeの初めての記事を投稿するまで

1.事前準備

サーバーの準備

Movable TypeはPerlやPHPなどのモジュールを利用して動作します。このため、インストール前に、必要なモジュールが揃っているかどうかを確認すると良いでしょう。

mt-check.cgiの利用

Movable Typeのプログラムフォルダの中に「mt-check.cgi」というファイルがあります。

mt-check.cgi

mt-check.cgiを利用すると、Movable Typeをインストールする環境が整っているかどうか、確認することができます。

  1. mt-check.cgiをインストールしたいサーバーへアップロードします。
  2. アップロードしたmt-check.cgiのパーミッションを変更します。パーミッションはサーバー会社のアナウンスにしたがって変更してください。通常は755、もしくは705に設定することが多いことでしょう。
    chmod
  3. ブラウザから、mt-check.cgiへアクセスします。
    mt-check.cgiの実行結果


    画面上に

    • Movable Typeの動作に最低限必要なモジュール
    • より便利な高機能を使うためのモジュール

    の2つの情報が表示され、ページの最後にMovable Typeがンストール可能かどうか、メッセージを表示します。「Movable Typeを利用できます」というメッセージが表示されていたら、Movable Typeをインストールすることができます。

    インストール可能

データベースの準備

Movable Typeは、MySQLを利用してデータの管理を行います。事前に、Movable Type用のデータベースを用意します。

※ 新しい、まだ使われていないデータベースの利用を強くおすすめします。データベースが他のプログラムに使われている場合、新しいデータベースをご用意ください。

インストールパスの設計

Movable Typeは、

  • ブログやウェブサイトを公開するディレクトリ
  • Movable Typeのプログラムを管理するディレクトリ

をそれぞれ別々に分けて設定します。インストールを開始する前に、

  • ブログ(ウェブサイト)を公開するディレクトリ
  • Movable Typeをインストールするディレクトリ

を決めておくと良いでしょう。例として

  • ブログを公開するURLは http://example.com
  • サーバー上の公開ディレクトリは /var/www/html/
  • Movable TypeにアクセスするURLはhttp://example.com/mt

とすることに決めた場合、Movable Typeのファイル類は、

/var/www/html/mt/

以下にアップロードすると良いでしょう。

より詳細な情報は、以下のページをご覧ください。
https://www.movabletype.jp/documentation/mt6/installation/
新規インストールの事前準備

Movable Typeの準備

サーバーへアップロードするMovable Typeのファイルを準備します。

2.インストール

事前準備が終わったら、実際にインストールを行います。

ファイル転送

「インストールパスの設計」で決めたサーバーのディレクトリへ、Movable Typeのプログラムファイルをアップロードします。

cgiファイルパーミッション変更

プログラムファイルをアップロードしたら、cgiファイルのパーミッションを変更します。サーバーの設定ポリシーにしたがって、適宜変更してください。通常は755、705などに設定を行うことが多いでしょう。

chmod

インデックス画面へアクセス

ファイルのパーミッション変更が終わったら、ブラウザからMovable Typeをインストールしたサーバーへ、URを入力してアクセスします。Movable Typeの初期画面が表示されるので、言語を選んでインストールを開始します。

インデックス画面

インストールウィザードの操作

インストールが始まると、インストールウィザードによって、ステップごとに設定情報を入力するようになります。それぞれの画面で、必要な情報を入力していってください。

ここでは「データベース設定」「最初のウェブサイトを作成」画面について解説します。

データベース設定

データベース設定の画面では、Movable Typeで利用するデータベースの情報を入力します。
データベースサーバの情報は、サーバー管理者やレンタルサーバー会社の情報などを参考に入力しましょう。

データベース設定

データベースサーバ

レンタルサーバーなどを利用している場合、「localhost」という名前を利用している場合は少ないので、適切に設定ください。http://を入力する必要は通常ありません。サーバー名称だけでOKです。

データベース名

Movable Typeで利用するデータベースの名前を入力します。

ユーザー名

ここでのユーザー名は、MTやサーバーで利用しているユーザー名ではなく、データベースにアクセス権限があるユーザーの名前を入力します。通常、サーバーアカウント名などとは全く異なる名前が使われます。ご注意ください。

パスワード

ここでのパスワードも、MTやサーバー名で利用しているユーザー名ではなく、データベースにアクセス権限があるユーザー用のパスワードを入力します。

データベースの情報入力が済んだら、「テスト接続」を押してみましょう。設定に問題がなく、データベースとの通信がうまく言った場合、接続完了の表示が出ます。

最初のウェブサイトを作成

最初のウェブサイトを作成

ウェブサイト名

作成するウェブサイトの名前を設定します。名前は後で変更できます。

ウェブサイトURL

前項「インストールパスの設計」で検討したとおり、公開用に使うURLを設定します。

ウェブサイトパス

前項「インストールパスの設計」で検討したサーバーのパスを「ウェブサイトパス」に設定します。

テーマ

ウェブサイトに利用するテーマを設定します。テーマは後で変更できるので、特に変更の必要はありません。

タイムゾーン

利用するサーバーのタイムゾーンを設定します。日本のサーバーを利用している場合、UTC+9(日本標準時)から変更する必要はありません。

それぞれの設定が適切に行われたら、インストールウィザードが終了します。

インストール完了

「Movable Type にサインイン」を押して、管理画面にサインインしてみましょう。

管理画面が表示されたら、インストールは無事に終了しています。

より詳細な情報は、以下のページをご覧ください。

3. 最初の記事を投稿する

インストールが成功したら、最初の記事を投稿してみましょう。
サインイン => ウェブサイトへ移動 => 新規記事の作成 => 記事投稿 => 公開した記事の確認

サインイン

管理画面へサインインを行います。無事にサインインできたら、[ダッシュボード]画面が表示されます。

ウェブサイトへ移動

ダッシュボードから、インストール時に作成したダッシュボードへ移動します。
・ダッシュボード上に表示されている「First Website」の文字をクリックするか、画面左上の[ナビゲーション]から、ウェブサイトの管理画面へ移動します。

記事を新規作成する

管理画面から、記事の新規作成を行います。

  • 右メニューの[記事]から、[新規]を選択
  • 画面右上の[新規作成ショートカット]から[記事]を選択

を選択します。

記事の作成を行ったら、[公開]ボタンを押して、記事を公開します。記事が公開できていれば、成功です。

お疲れ様でした!

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