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MySQL のバックアップ

最終更新日: 2017.11.05

ホスティングサーバーの事業者は、サーバーのバックアップを行っていますが、利用者が自由には使えないのが一般的です。また、データベースをバックアップしておくことで、Movable Type のアップグレードなどを行った際に、不慮の事態でデータを失ってしまっても、復旧することが可能になります。
Movable Type のアップグレード、カスタマイズ、新しいプラグインの導入などを行う前に、データベースのバックアップを行うことをお勧めします。
なお、データベースにはアップロードした画像ファイルなどは含まれませんので、完全なバックアップには、Movable Typeの『バックアップと復元』 機能を利用してください。

MySQL のバックアップには、次の方法があります。

ホスティングサーバーの事業者が提供するツールでのバックアップ

MySQL を利用できるホスティングサーバーの場合、事業者がバックアップの方法、もしくはシェルを提供していることがあります。これらを利用してデータベースのバックアップを作成することができます。
ツールの利用方法については、各ホスティングサーバー事業者が提供するマニュアルなどを参照してください。

コマンドでのデータベース単位のバックアップ

telnet や ssh でサーバーに入れる場合は、MySQL データベースのバックアップを mysqldump コマンドで行うことができます。
たとえば、データベース名を mt、ユーザー名を mtuser、パスワードを mtpasswd とする場合は、次のように実行すると、BACKUP.mysql というバックアップファイルが作成されます。

$ mysqldump --user=mtuser --password=mtpasswd mt > BACKUP.mysql
MySQLのバージョンが 5.0 以上の場合、自動的に --opt オプションが付与されるためmysqldumpはデフォルトでテーブルロックを行います。 そのため、バックアップ中はMovable Typeを使用すると動作が遅くなる、応答が返らない等の症状が出る場合があります。 バックアップはMovable Typeが使用されていないときに行うようにしてください。

phpMyAdmin を利用したデータベースのバックアップ

MySQL をバックアップする場合、ブラウザで MySQL を管理できるツールの phpMyAdmin を利用すると便利です。
参考:phpMyAdmin』を参考にしてください。