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Movable Type 7 ManualMovable Type 7 マニュアル

注意・制限事項と既知の問題点

最終更新日: 2023.03.29

インストール・アップグレードの注意点

以前のバージョンの Movable Type からアップグレードするときは、以下の点に注意してください。

  • Community.Pack は、Movable Type 7 では廃止されました。コミュニティ掲示板、コミュニティブログをご利用の場合、そのままアップグレードを行うと運用に支障を来す恐れがあります。
  • データベースは、MySQL 5.1 以上 / MariaDB 5.5 以上のみをサポートします。
  • SQLite、PostgreSQL をご利用のときは、アップグレードの前に、こちらのページを参考にして、データベースの移行をおこなってください。
  • Perl 5.10.1 以上のみをサポートします。(5.36.0 まで検証済み。5.36.0 ではサーバーログに JSON::PP::Boolean に関する警告が出力されることがありますが、Movable Type の動作への影響はありません。)
  • 動作検証環境の各ミドルウェアは、原則、サポート対象バージョンの最新のマイナーバージョンを使用しています。
  • 文字コードは、UTF-8 のみをサポートします。
  • ダイナミックパブリッシングを使用するには、PHP 5.3 以上が必要です。(7.2.x 以上 を推奨 / 7.4.x まで検証済み / 7.4.x より新しいバージョンは未検証のため推奨されません)
  • 5.12、5.06、4.37 以前のバージョンからアップグレードしたときは、テンプレートの書き換えが必要になります。詳しくは、こちらのページをご覧ください。
  • mt-config.cgi に DefaultLanguage の記述がないときは、DefaultLanguage ja を追記してください。
  • Movable Type 3.x からのアップグレードで、mt-static ディレクトリを Movable Type のインストールディレクトリとは別のディレクトリに設定しているときは、mt-config.cgi に StaticWebPath と StaticFilePath をインストール環境に合わせて追記してください。
  • Movable Type 4.1x からのアップグレードのとき、記事とウェブページのカスタムフィールドの表示順が保持されません。
  • CentOS 6.x で Movable Type を動作させる場合、オプションモジュールとなる IO::Socket::SSL や Net::SSLeay をインストールする際は、標準リポジトリではなく cpan(m) で最新版を入れてください。(標準リポジトリのモジュールのバージョンは古く、SNI 対応していないため、Movable Type で正しく利用できません)

既知の問題

以下の項目は、現状では制限事項となっています。将来のバージョンでの修正を検討しています。

  • Movable Type を Windows にインストールして利用する場合、親サイトをダイナミックパブリッシングにすると、配下の子サイトの公開プロファイルでは、バックグラウンドパブリッシングを選ぶことができません。
  • Movable Type を Windows にインストールして利用する場合、SSL を利用したSMTP認証でのテストメールの送信が、うまくいかない場合があります。
  • サイトの複製を行うとき、複製の設定でカスタムフィールドを除外しても、登録されているカスタムフィールドのデータが複製されてしまう。(MTC-5191
  • mt-search.cgi では、"not" で始まる単語(例: notebook)を検索する事ができません。(MTC-5425
  • MTMarkdownOptions タグは、ダイナミックパブリッシングで利用できません。(MTC-3682
  • システムに登録されているカスタムフィールドは、テーマのインポート・エクスポートで利用できません。
  • Microsoft Azure 環境では、ファイル名に日本語が含まれるアセットをアップロードすると、ファイル名が文字化けしてウェブからアクセスできなくなります。(MTC-12986)
  • イメージエディタで、リサイズしたのちにトリミングを行なうと、領域指定カーソルが正しく描画されない問題があります。リサイズ後に一度保存することで回避できます。
  • コンテンツタイプアーカイブの前後のデータを再構築するとき、ContentType アーカイブ以外は利用できません。ContentType アーカイブが存在しない場合は、前後のコンテンツデータは再構築されません。
  • MTContents タグで sortby モディファイアの値に以下のフィールド型のコンテンツフィールドを指定するとエラーになります。(MTC-25952)
    • multilinetext
    • url
    • embeddedtext
    • tables

Movable Type Advanced の既知の問題

Movable Type Advanced では、上記の問題に加えて、以下の項目が現状では制限事項となっています。将来のバージョンでの修正を検討しています。

  • Oracle では、大文字と小文字を区別した検索ができません。
  • グループをバックアップしたバックアップファイルを復元するとき、同一名称のグループは重複して復元されます。
  • Oracle では、DBRaiseError 環境変数を有効(1を指定)にしている場合、タグ一覧など一部の画面でもエラーが発生します。(MTC-25964)

制限事項

以下の項目は、制限事項となっており、修正を予定していません。カスタムフィールドの制限事項についてはカスタムフィールドの制限事項をご参照ください。

  • DBD::mysql 4.047 ~ 4.049 を利用すると Movable Type の動作に影響するエラーが発生する可能性があるので、4.046 以前のバージョンか、4.050 以上をご利用ください。(MTC-26072)
  • Windows + ActivePerl 環境では、ImageDriver として Imager を利用できません。
  • Windows をサーバーとして利用している場合、「ユーザー情報の編集」で日本語が入ったファイル名をアップロードできません。(エラーが発生します)
  • regex_replace モディファイアの置換対象文字列に、ダブルクォーテーションが含まれる場合、文字列の置換がうまくいかない。
  • Tiff 形式、BMP 形式の画像ファイルは、ダイナミックパブリッシングでサポートされません。
  • FastCGI を利用されている場合、サイトのエクスポートとインポートが正しく動作しません。
  • FastCGI を利用されている場合、アップグレードが正しく動作しません。
  • Microsoft IIS サーバーでは、mt-atom.cgi を利用した Atom API 経由での投稿がエラーとなります。投稿された記事は Movable Type に正常に保存されています。
  • Time::HiRes モジュール(Perl v5.7.3 以上のバージョンで標準モジュール)が利用できない環境では、DebugMode を有効にすると アプリケーションが起動しません。
  • イメージドライバーとして Imager を利用している場合、PNG 画像の品質変更はできません。
  • イメージドライバーとして GD、NetPBM を利用している場合、透過 GIF を正しく扱うことができません。
  • イメージドライバーとして GD を利用している場合、インタレース PNG を正しく扱うことができません。
  • イメージドライバーとして GraphicsMagick を利用している場合、透過 PNG を扱うことができない場合があります。
  • アニメーション GIF / PNG をアップロードした場合、生成されるサムネイルはアニメーションになりません。(最初の画像が使用されます)
  • Windows をサーバーとして利用している場合、イメージドライバーとして NetPBM を利用できません。(Movable Type 上で認識されません)
  • Strawberry Perl 5.20.2 では、管理画面の一部が文字化けを起こします。
  • Pico テーマを適用するには、StyleCatcher プラグインのインストールが必要です。インストールされていない場合は、CSS などが適用されません。
  • サーバー配信機能では、配信対象ディレクトリ内に mt-config.cgi があっても配信されません。
  • サーバー配信機能では、[mt-static] ディレクトリに含まれるコンテンツは配信されません。
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