Q.Movable Type 8 ソフトウェア版の LTS 版とは何ですか
Movable Type 8 ソフトウェア版の LTS 版とは何でしょうか。非 LTS 版もあるようですが、どちらを選べばよいでしょうか。
A.
Movable Type 8 ソフトウェア版は 1 年に 1 回のリリースサイクルで、LTS 版と非 LTS 版を交互にパッケージリリースしております。
LTS 版とは、長期サポート(Long-Term Support)を指し、リリースから 1 年後に EOM(End of Maintenance)を迎えたあとも、セキュリティメンテナンスが 2 年間続きます。
LTS 版、非 LTS 版のメリットとデメリットはそれぞれ以下のとおりです。
LTS 版(Movable Type 8.0.x / 8.8.x)
- メリット
EOM 後も、EOL(End of Life)になるまで 2 年間の猶予が設けられているため、その 2 年のあいだに脆弱性が確認された場合でも、脆弱性対策を施した修正版がリリースされます。
- デメリット
リリースから 1 年後に EOM を迎えるため、その後の 2 年間は LTS 版には新機能が追加されません。
同様に、EOM を迎えた時点でテクニカルサポートの提供が終了するため、EOM 後の 2 年間は、当窓口への技術的なお問い合わせができなくなります。
つまり、長期サポートとは脆弱性対応(セキュリティメンテナンス)のみを指し、テクニカルサポートの提供や新機能の追加は含まれません。
非 LTS 版(Movable Type 8.4.x)
- メリット
非 LTS 版は、LTS 版のリリースから 1 年後にリリースされます。
つまり、LTS 版が EOM を迎えた時点で非 LTS 版にバージョンアップすることで、EOM が 1 年間延長されることになります。
EOM までのあいだは、セキュリティメンテナンスだけでなく、新機能の追加やテクニカルサポートが提供されます。- デメリット
非 LTS 版をリリースした 1 年後に新たな LTS 版がリリースされるため、EOM から EOL までの期間が短い点です。
EOL を迎えると、脆弱性対応(セキュリティメンテナンス)も終了するため、EOL 後に脆弱性が確認されたとしても修正版はリリースされません。
EOM 後の脆弱性対策は、非 LTS 版をリリースした 1 年後にリリースされる新たな LTS 版へのバージョンアップで対応することになります。