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管理画面でスキーマバージョンが確認可能に 〜 データ移行をより確実に行なうポイント 〜

Movable Type には、運用中のサイトを別の環境へスムーズに移行できる「サイトのエクスポート/インポート」という標準機能があり、すべての提供形態(ソフトウェア版、AMI版、クラウド版)で利用可能です。

サーバーへのSSH接続やデータベースの直接操作を必要とせず、主に管理画面上の操作でデータ移行を手軽に行える(※)点が最大のメリットですが、利用にあたって注意すべき点が一つあります。それは、「スキーマバージョン」です。 ※ ファイルサイズが大きくアップロード上限を超える場合は、事前にFTPクライアントソフト等を用いてエクスポートファイル一式を import ディレクトリへ直接アップロードしてください。なお、サイトのエクスポート時に zip や tar.gz 形式に圧縮されている場合は、あらかじめ展開しておく必要があります。

スキーマバージョンとは

Movable Type におけるスキーマバージョンとは、ある時点でのデータベースのデータ構造や定義の状態に付与される識別番号を指します。言い換えると、「データベースの設計図」に割り振られるバージョン番号であり、その変更履歴の管理に用いられます。

「サイトのエクスポート/インポート」機能を使ってデータを別環境へ移行する際、移行元と移行先でスキーマバージョンが一致している必要があります。通常、双方の環境の Movable Type が最新バージョンであればスキーマバージョンも共通しているため、特に意識しなくても問題ありません。マニュアルや Q&A 等に「Movable Type のエクスポートとインポートは同じバージョン同士で行なう必要がある」という趣旨の記載があるのも、このスキーマバージョンを一致させるためです。

しかし、ソフトウェア版からクラウド版への移行など、環境の組み合わせによっては、Movable Type の本体バージョンがともに最新であっても、スキーマバージョンに差異が生じ、インポート時にエラーの原因となる場合があります。

site-import-error.png

スキーマバージョン不一致によるインポートエラーの例

こうした万が一のトラブルの際、スキーマバージョンの確認は原因を特定するための重要な手がかりとなりますが、これまではそれを管理画面から簡単に確認できる仕組みが提供されていませんでした。

システム情報でスキーマバージョンが確認可能に

そこで、2026年5月20日のリリースで、管理画面のシステム情報に「スキーマバージョン」の項目を追加しました。これにより、Movable Type の本体バージョンだけでなく、スキーマバージョンも同一の画面で確認できるようになりました。

次の製品とバージョンで、スキーマバージョンの表示に対応しています。

  • クラウド版 Movable Type 9.2.0 以上 / 8.8.4 以上
  • ソフトウェア版(AMI版)Movable Type 9.0.8 以上 / 8.8.4 以上

スキーマバージョンを確認する方法

システム情報へのアクセス方法は、ソフトウェア版、AMI版、クラウド版で共通です。

  1. ページ上部のナビゲーションから [システム] を選択する
  2. サイドメニューから [設定] > [システム情報] を選択する

schema-version.png

スキーマバージョンが一致しない場合

移行元と移行先の Movable Type 本体バージョンを最新にしてもスキーマバージョンが一致しない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。

サポート・お問い合わせ

まとめ

Movable Type の本体バージョンを揃えることに加え、スキーマバージョンも事前に確認しておくことで、サイトのインポート時のエラーを未然に防ぐことができます。

ぜひ、日々の運用にご活用ください。

リリースノート(2026年5月20日リリース)

各バージョンの変更点については、リリースノートをご覧ください。

関連するマニュアル/Q&A

移行元と移行先がともにソフトウェア版やAMI版で、すべてのデータを移行する場合は、「サイトのエクスポート/インポート」機能のほか、データベースのダンプデータを使った移行も可能です。具体的な手順は、「Q.別のサーバーへ移行したい」を参照してください。