MTIncludeBlock
MTInclude ファンクションタグと同じくテンプレートモジュールを読み込みます。違いは、読み込んだテンプレートモジュール内の所定の箇所に、MTIncludeBlock ブロックタグで囲んだ内容を差し込める点です。
テンプレートモジュールを読み込む際に、そのテンプレートモジュール内の一部の内容だけ読み込み元で指定したい場合に使用します。
上記の MTIncludeBlock ブロックタグで読み込む banner テンプレートモジュールの内容を下記とします。
<h1><$mt:Var name="contents"$></h1>
<div class="asset-content entry-content" itemprop="articleBody">
<p>Movable Type は、安全で効率的なウェブサイト運用を可能にする CMS プラットフォームです。</p>
</div>
MTIncludeBlock ブロックタグで囲んだ内容は、contents 変数に格納されます。
読み込まれた banner テンプレートモジュールの中に記述された <$mt:Var name="contents"$> には、contents 変数の内容が展開されます。
ここでは、<$mt:Var name="contents"$> の部分に、Movable Type へようこそ! が差し込まれるため、最終的な出力内容は以下になります。
<h1>
Movable Type へようこそ!
</h1>
<div class="asset-content entry-content" itemprop="articleBody">
<p>Movable Type は、安全で効率的なウェブサイト運用を可能にする CMS プラットフォームです。</p>
</div>
MTInclude ファンクションタグでも同様の記述が可能です。
以下は、どちらも同じ結果になります。
<mt:IncludeBlock module="banner">Movable Type へようこそ!</mt:IncludeBlock>
<$mt:Include module="banner" contents="Movable Type へようこそ!"$>
初期状態では、MTIncludeBlock ブロックタグで囲んだ内容は、contents 変数に格納されます。この変数名は var モディファイアで変更できます。
MTIncludeBlock ブロックタグ内にテンプレートタグを記述することもできますが、インクルードするテンプレートモジュール内で実際に変数が利用されるまで、テンプレートタグは評価されません。
- 使い方
<mt:IncludeBlock module="banner">
Movable Type へようこそ!
</mt:IncludeBlock>
モディファイア
MTIncludeBlock タグは、MTInclude タグで利用できるすべてのモディファイアに対応しています。詳細は MTInclude タグのモディファイアを参照してください。
var モディファイアは、MTIncludeBlock タグ内で利用する場合に特定の動作をします。
- var="variable_foo"
-
MTIncludeBlock ブロックタグで囲んだ内容を、指定した名前の変数に代入します。変数は読み込むテンプレートモジュールで参照できます。指定しない場合の初期変数名は contents です。
<mt:IncludeBlock module="banner" var="foo">Movable Type へようこそ!</mt:IncludeBlock>
MTInclude ファンクションタグで以下のように記述した場合と同じ動作をします。
<$mt:Include module="banner" foo="Movable Type へようこそ!"$>
■banner テンプレートモジュールの内容<h1><$mt:Var name="foo"$></h1> <div class="asset-content entry-content" itemprop="articleBody"> <p>Movable Type は、安全で効率的なウェブサイト運用を可能にする CMS プラットフォームです。</p> </div>
MTIncludeBlock と関連のあるテンプレートタグ (6)
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様々なプログラミング言語にある for ループをおこなうためのブロックタグです。指定された値の間、囲まれたコンテンツを繰り返し処理します。
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テンプレートモジュールや外部ファイルを読み込むときに使うファンクションタグです。モディファイア module や file などにより、読み込む対象を指定します。widget モディファイアを利用すれば、ウィジェット単体の読み込みもおこなえます。
外部ファイルを読み込む場合、外部ファイルの内容を更新しても、再構築をしない限りブログには反映されません。再構築せずに更新を反映するためには、ダイナミックパブリッシングを利用するか、SSI (サーバーサイドインクルード) や PHP のインクルードを利用します。
指定したテンプレートモジュールが自ブログにない場合、親ウェブサイトのテンプレートモジュールを参照します。親ウェブサイトにもない場合は、グローバルテンプレートモジュールを参照します。
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MTInclude ファンクションタグと同じくテンプレートモジュールを読み込みます。違いは、読み込んだテンプレートモジュール内の所定の箇所に、MTIncludeBlock ブロックタグで囲んだ内容を差し込める点です。
テンプレートモジュールを読み込む際に、そのテンプレートモジュール内の一部の内容だけ読み込み元で指定したい場合に使用します。
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ハッシュ(配列)変数をモディファイア name または var で指定すると、指定されたハッシュ(配列)の内容に応じてタグで囲まれた内容を繰り返し処理します。
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このタグは現在、非推奨です。MTWidgetSet タグを使用してください。
name モディファイアで指定したウィジェットセットを表示します。
このテンプレートタグは MTWidgetSet ファンクションタグと同じ機能を持ちます (エイリアス)。
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name モディファイアで指定したウィジェットセットを表示します。
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